森のニュース鳥が速報を鳴らした瞬間、 多くの森ネコが同じ言葉をつぶやいた。
「……おいおい、本当に大丈夫かにゃ、この森」
怒りでも憤りでもない。 ただ、呆れ果てて乾いた笑いが漏れるだけだった。
🐈⬛ 森の長老ネコ会議、開幕1週間で“即死”
10月5日。 森の「第222回 臨時ネコ会議」が始まった直後、 永田丘を揺るがす事件が起きた。
農林水産を司る簗ネコが、 「自分を応援しない村には木の実を渡さない」 と恫喝する音声が流出したのだ。
追及されると、 「発言は控えるにゃ」と逃げる簗ネコ。
そして高市総理ネコは、 なぜか即座の更迭を拒否し、 「反省したから続投してほしいにゃ」と庇った。
森ネコたちは思った。
「いやいや……内閣改造したの、先週じゃなかったかにゃ?」
🐾 新装開店のレストランで、初日に毒虫入りスープが出てきたようなもの
森の長老ネコたちは9月末に 「新しい執行部にゃ!」「心機一転にゃ!」 と胸を張っていた。
だがその新メンバーが、 森会議の初日に 自治体恫喝の音声をばら撒いて自爆。
森ネコたちは呆れた。
「新しいレストランで、初日に毒虫入りスープが出てきたようなもんだにゃ」
普通なら料理ネコは即クビだ。
だが総理ネコはクビにできない。
理由は単純。
「任命して1週間しか経っていないから」
もし切れば、 「お前の人を見る目どうなってるにゃ?」 と自分に火の粉が降りかかる。
だから総理ネコは、 森の掟を踏みにじった簗ネコを庇い続ける。
森ネコたちは深いため息をついた。
🐈 大臣ポストは“ゲートボール大会の参加賞”
そもそも、なぜ簗ネコが大臣になれたのか。
理由は簡単だった。
- 能力ではなく
- 見識でもなく
- 森のためでもなく
ただ、
「派閥のバランス」 「当選回数」 「長老ネコへの忠誠」
という“老人会の順番”で選ばれただけだった。
森ネコたちは言った。
「ここは老人会じゃないにゃ。 森の未来を預かる場所だにゃ」
🐾 「もううんざりだ」という党内の怒りの正体
自民党の宗男ネコたちが 「もううんざりだにゃ!」 と怒っている光景も、森ネコには滑稽だった。
彼らは森のために怒っているのではない。
本音はただ一つ。
「内閣改造でイメージを洗い流して、 早期解散で選挙に勝とうとしていたのに、 初日から全部台無しにしやがって!」
つまり、 怒っているのは森の未来ではなく、 自分たちの議席の心配だった。
🐈⬛ 門の外は嵐。永田丘は冷暖房の効いた限界集落。
森の外では、
- 円ネコは158粒台まで弱り
- 食料は値上げラッシュ
- 台風が二つ同時に渦巻き
- 運送ネコの会社が倒産し
- 農家ネコは疲弊し
- 中小企業ネコは瀕死
森ネコたちは今日を生きるだけで必死だった。
だが永田丘の中では、
- 長老ネコの機嫌取り
- ポストの順番待ち
- 失言のもみ消し
- 派閥の寄り合い
という“老人会の茶番”が続いていた。
森ネコたちは呟いた。
「本当に大丈夫かにゃ、この森……」
🐾 これは諦めではない。統治者への“愛想尽かし”だ。
森ネコの「大丈夫かよ」は、 絶望ではなく、 統治者への決定的な愛想尽かし だった。
森の未来を老人会の寄り合いに預けるわけにはいかない。
森ネコたちは静かに言った。
「お前たちのぬるま湯の寄り合いは、もう終わりだにゃ」
森を巻き込んで自滅する前に、 その醜悪な神輿を畳んで、 全員そろって隠居する時が来ている。
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