戦地ロケのニュースを森の物語にしてみると
国民民主党の玉木代表が、ウクライナの首都キーウを訪問し、 防弾チョッキ姿で政府高官と会談した——そんなニュースが流れた。
メディアは「外交力のアピール」「存在感の誇示」と持ち上げるけれど、 生活苦に直面している国民の目線から見ると、 その光景はどこか現実と噛み合っていない。
このニュースを、森のネコたちの寓話として描き直すと、 そのズレがよりはっきりと見えてくる。
『森の巡礼ときらびやかなチョッキ』
森の奥には「森の議会」があった。 ネコやリスやフクロウたちが、森の暮らしを守るために集まる場所だ。
けれど最近、森は荒れていた。 木の実は減り、巣の材料は高くなり、冬の風は骨にしみるほど冷たい。 仲間たちは「どうにかしてほしい」と肩を落としていた。
そんな中、森の議会のタマキというネコが、 突然、遠い戦の森へ向かうと言い出した。
「危険な森に行って、森の長と会ってくる。 森の平和のために、ぼくが動くんだ!」
タマキはきらびやかな防護チョッキを身につけ、 森のカメラ岩の前で勇ましくポーズを取った。
森の仲間たちはざわついた。
リスのお母さんが木の枝から顔を出し、 「その旅の費用は……誰の木の実で払うの?」とつぶやいた。
フクロウ博士は羽を整えながら言った。
「遠い森へ行って握手をしても、 この森の寒さは和らがらないし、 木の実が増えるわけでもない。 森の仲間が困っているのは、そこではないはずだよ」
しかしタマキは胸を張った。
「ぼくは森のために行動しているんだ! 危険な森へ行く勇気こそ、リーダーの証だよ!」
その姿は、まるで 「ぼくが遠くまで行ったんだから、すごいでしょ?」 とアピールする子ネコのようだった。
森の仲間たちは静かにため息をついた。
「遠い森で写真を撮るより、 この森の寒さをどうするか考えてほしい」
「木の実が足りないのに、 遠くの森へ贈り物をする余裕なんてないよ」

「森の仲間の暮らしより、 自分の勇姿が大事なのかい?」
タマキは気づいていなかった。 森の仲間たちが求めているのは、 “遠い森の巡礼”ではなく、“足元の森を守る知恵と責任” だということを。
その夜、森の風は冷たかったが、 仲間たちの目はどこか諦めを含んでいた。
遠い森より、足元の森を
この物語は、 玉木代表のキーウ訪問を森のネコたちの世界に置き換えた寓話だ。
戦地で握手をしても、 国民生活の苦しさは和らがらず、 物価高も重税も、森の寒さのように続いていく。
それでも政治家が「戦地ロケ」をしたがるのは、 内政の泥沼から目をそらし、 手っ取り早く“頼もしいリーダー”を演じるためだ。
森の仲間たち——つまり私たち——が求めているのは、 遠い森の巡礼ではなく、 足元の暮らしを守る本当の知恵 である。
お願いだから日本国民の暮らしを考えてほしい。あなたたちはどこの国の政治家なの?


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