ITスキルと在宅訓練で“自分らしい働き方”を見つける
就労移行支援「manaby(マナビー)」に行ってみた話
いろいろな就労移行支援施設を巡っている中で、今回は就労移行支援manaby(マナビー)のお話を。
manabyは、ただ就職を目指すだけの場所ではなく、
「うまく生きる」ではなく「自分らしく働く」
という軸を大切にしている施設だと感じました。
実際に相談してみて感じたこと
まず印象に残ったのは、相談員さんの親身さでした。
こちらの状況や迷いを丁寧に聞き取ってくれて、表面的なアドバイスではなく、私自身の働き方の軸を一緒に探してくれるような姿勢がありました。
相談の中で、こんな言葉をもらいました。
「マナビーのコンテンツだけでは、あなたにとって少し不足があるかもしれません。
でも、仕事の手助けや自己分析の部分では力になれますよ。」
この正直さが、とてもありがたかった。
“合うところは合う、足りないところは足りない”と率直に伝えてくれることで、逆に信頼感が増しました。
就労移行支援manabyとは?
manabyは、障害のある方が就職に向けて準備を進めるための国の福祉サービス(就労移行支援)です。
特徴的なのは、
“自分のペースで、自分の興味に合わせて学べる”
という柔軟さ。
「働くために必要なスキル」だけでなく、
「自分がどんな働き方を望んでいるのか」
という“自分軸”を見つけることを大切にしています。
manabyの3つの特徴
① 未経験からITスキルを学べる
プログラミング、Web制作、事務スキルなど、幅広いITスキルに触れられます。
- 個別学習スタイル
eラーニング中心で、集団訓練が苦手な人でも安心して取り組めます。 - 自分軸の発見
いろいろなスキルに触れることで、自分の得意や興味が少しずつ見えてきます。
ただし、相談員さんの言葉にもあったように、
深く専門的に学びたい人には少し物足りないかもしれません。
入口を広く用意してくれているタイプの施設、という印象です。
② 在宅訓練という選択肢
外出が難しい方や、新しい環境に不安がある方にとって、在宅で学べるのは大きな安心材料です。
- ステップアップが可能
週数回の在宅から始めて、徐々に通所へ移行するなど、柔軟に調整できます。 - 在宅ワークへの道も
実際に「障害者雇用 × 在宅ワーク」で就職した方もいて、働き方の選択肢が広がります。
③ 挫けそうな時も寄り添うサポート
就職活動はどうしても心が折れそうになる瞬間があります。
manabyでは、支援員さんが伴走者のように寄り添ってくれるのが印象的でした。
気持ちが沈んだときや不安が強いときにも、
「どうしたら一歩進めるか」を一緒に考えてくれる存在がいるのは、大きな安心につながります。
利用者の声から見える“自分らしさ”
manabyを利用した方の声には、こんな共通点がありました。
- ADHD・うつ病(20代):週3回の在宅訓練から始め、現在は週5日のデータ管理職として活躍中。
- 発達障害(30代):個別学習スタイルが自分に合い、現在はIT系の業務に従事。
- 強迫性障害・うつ病(20代):週2日の利用から徐々にステップアップし、未経験から内定を獲得。
どの方も、
「自分のペースで、自分に合う働き方を見つけた」
という点が共通しています。
利用開始までの4ステップ
- 相談・見学
電話やWebサイトから予約し、事業所の雰囲気を確認。不安や疑問を相談できます。 - 体験利用
eラーニングの視聴や、実際のプログラムを体験します。 - 利用手続き
自治体への「受給者証」の申請など。スタッフのサポートがあるため安心です。 - 利用開始
契約を結び、正式にスタートします。
オープンキャンパスや体験会もチェック
manabyでは、オープンキャンパスや体験会が定期的に開催されています。
「まずは雰囲気だけ知りたい」という方には、参加しやすい入口になるはずです。
まとめ:manabyはどんな人に向いている?
私自身の体験も踏まえると、manabyは次のような人に向いていると感じました。
- まずは広くスキルに触れてみたい人
- 自分のペースで学びたい人
- 在宅訓練という選択肢を持ちたい人
- 自己分析や働き方の整理をしたい人
一方で、
「特定のスキルを深く学びたい」という人は、他の選択肢も併せて検討した方が良さそうです。
相談員さんの親身さは本当に心強く、
「ここから始める」という選択肢としては、十分に価値のある場所だと感じました。

