土佐の風に吹かれに——そうだ。高知へ帰ろう

月夜のご挨拶

9月まで、あと半年を切りました。
今年の初秋、私は土佐の風に吹かれに、高知へ帰ろうと思っています。

一番の目的は、高齢になった母の様子を見に行くことです。
気づけば、故郷の土を踏むのは14年ぶり。
時の流れは残酷なほどに速く、私を可愛がってくれた先輩との再会も予定していますが、あまりに長い空白期間を空けてしまったことに、期待と少しの申し訳なさが入り混じっています。

今回の帰省では、再会以外の「空き時間」をどう過ごそうか、贅沢な悩みに耽っています。
いろいろと調べていくうちに、私の「ソウルフード」である戻り鰹の季節であることを思い出しました。あの濃厚な旨味を、本場の空気の中で味わいたい。

それから、美味しいコーヒーとケーキの店「メフィストフェレス」にも足を運ぶつもりです。
実は、かつてここの系列店で働いていたことがあり、私にとっては単なるカフェ以上の、人生の一片が刻まれた場所でもあります。

昨今の社会情勢を見渡せば、悲しいニュースや憤りを感じる出来事が増えるばかりです。
そんな中、せめて高知の空気だけは、あの頃と変わらずにいてほしいと願わずにはいられません。

けれど、耳に届く噂では、かつて賑やかだった帯屋町も随分と姿を変えてしまったといいます。
私の実家の周りも、かつての田んぼが消え、風景が塗り替えられてしまいました。

「守りたい日本」とは何なのか。
変貌し続ける故郷の景色の中に、失ってはならない日本人の精神(こころ)を探す旅になりそうです。

9月の高知で絶対に外せない「食」

  • 「戻り鰹(もどりガツオ)」の解禁: 9月は脂がたっぷりのった戻り鰹が始まる時期です。初鰹のさっぱり感とは違う、濃厚な旨味をぜひ**「塩タタキ」**で。

    • おすすめ: 久礼大正町市場(中土佐町)まで足を伸ばすと、その日にあがった最高鮮度の鰹をその場で捌いてもらえます。

  • 「メジカの新子(しんこ)」: 9月上旬〜中旬頃までの**「超・期間限定」**の味です。鮮度が落ちるのが早いため、高知(特に須崎や久礼)でしか食べられない「幻の魚」と呼ばれます。ブシュカン(酢柑橘)をたっぷり絞って食べるのが土佐流です。

  • 秋の味覚「新高梨(にいたかなし)」: 9月下旬からは、高知が誇る巨大で甘い新高梨が出回り始めます。

2. 心を癒やす観光スポット(息抜き・癒やし)

  • 牧野植物園(高知市・五台山): 緑豊かなこの場所での森林浴はきっとリフレッシュになるはずです。9月は秋の草花が咲き始め、建築美と自然が見事に調和しています。

  • 北川村「モネの庭」マルモッタン: 少し遠いですが、9月は「青いバショウ」や熱帯性スイレンが見頃です。フランス以外で唯一「モネの庭」を名乗れる場所で、物語の着想を得るのにもぴったりの耽美な風景が広がっています。

  • 桂浜水族館: ここのユニークで「ゆるい」雰囲気(とSNSで話題の飼育員さんたち)も楽しめるかもしれません。龍馬像で知られる桂浜のすぐ横にあり、潮風を感じながらのんびりできます。

3. 2026年9月の注目イベント

  • 高知街ラ・ラ・ラ音楽祭(2026年9月20日): 高知市中心部の街角がステージになる、市民手作りの音楽祭です。帰省のタイミングが合えば、街の活気を感じられます。

  • 土佐の豊穣祭: 9月下旬から県内各地で始まる食の祭典です。高知の美味しいものが一堂に会します。

4. おすすめの過ごし方(モデル案)

  • 日曜市でお散歩: 日曜日に重なるなら、追手筋の日曜市へ。いも天を食べながら、地元の野菜や工芸品を眺めるだけで、高知の日常の豊かさを感じられます。

  • ひろめ市場でのんびり: あえて昼間から地酒とタタキをつまみながら、周囲の「土佐人」の賑やかさに耳を傾けるのも、最高の息抜きになります。

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